第 15話
イエムの結露過去の七光りさすことのない今の空間に立たされた、
イエムはもう一つの今に戻るべきかの決断にたたされていた。
毎日、破損するシステム、回路の修復作業に追われるなかで、
疑問を感じ始めていた。
部屋の中に無数に人が入り混んでいるような気がする。
今のどちらが、その道の黄泉なのか
それともこれはダイムのセキトが復活し、
イムトラベルで次元を作り上げたのか。
ダイムの世界とそういえば、ゼラルドの世界は別ちあって同じ場所、
つまり同一空間に異次元が存在していた気がする。
レクはつぶやいた。
ああ、またそのことか
突然、スフィンクスの真上にテレビジョンの項目が浮かび上がり、
黄泉と今との衝突が始まった。
いけないことになる。
イエムはその危機を察知すると祈りをてんにささげながら、
真剣に心を集中させた。
どちらが霊なのかわかる?
まったくもって解せないとテレビのアナウンサーが力説した。
これに対応するには協定を設け、
亀石の世界境界をモウイチド再構築するしかない!イエムいそげ!
レクは奮い立った。
その間にも、黄泉の逆さ次元城は伸長し、
なきひとの声で泉に落とした斧に光を与える。
挟撃すべく北に伸ばした戦線が間延びし、
逆さ次元城の根が割ってはいり、そこにライラックの告げがつたわり、
みゃくみゃくとゼラルド軍は混乱の坩堝に落とし混まれていく。
ダイムのせきとによる次元もどしが世話しなくおこなわれ、
暗黒の歪みがいたるところに矛盾をうみ、計算しがたい、
未来構図ができはじめ、あたかもそれを横で見るエノシの腹は
黄泉に覆り始めていた。
つづく。 第16話へ
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