新 連載小説 カルトコード ββββ
第一話 「地、智、治、知」
カルトコード β β β β
主人公 十和田順
キャスト 山上優香
小見下美由紀
子岬円座
第一話 「地、知、智,治」
東京には淡い雪が降っていた。
北海道にいるねいちゃんが今日、ジャガイモを送ってくれた。
ねいちゃんは言っていた。
「新芽が生える前に食べなきゃ駄目よ。」
一人暮らしの俺はコンピューターSEの仕事をやっている。
会社には同僚の小見下さんという若い明るい髪の女性がいる。
俺は緊急のPCメンテナンスで部品がなくて、品川の物流倉庫に
車を飛ばした。
セキュリティーのチェックを外し俺が倉庫でパーツを探していると
同僚の子岬円座が話しかけてきた。
飽和水蒸気の量で台風の大きさは決まるって言ってました。
なぜ急に台風の話し?
台風なんて昔からよくあるけどあれは6月から10
月にくる天然現象
なんだ人為で創出できるもんじゃない。
そう、僕も思ってました。
人は力をどこまでか知りたがる。
そして自分のシステムが天変を操れるような錯覚に陥る。
子岬!
おれは今、緊急のメンテナンスでパーツを探さなきゃなんない。
台風の事なんて話してる場合じゃないんだ。
カルトが偶然の一致性というなら。
ダイスの目は常に対流に流れる。
38度線の高低が一致された空間に乱数から適当に抽出された標本値が
等間隔で回転運動を起こしたなら?
人為で台風は創出できるんじゃないですか?
小見下、台風ってやつはな?乱数から抽出された標本値で起きるもんじゃないんだ。
あれは気流の回転。
つまり地球の遠心運動と太陽エネルギーの調和関係の拮抗を守ろうとする
地球の呼吸、地球の自浄運動なんだ。
つまり樹木から送り出される空気や、その対流から押し出される空気の熱差
最後は神の意志。
そして人を始め、あらゆる生きとし生ける万物の意志で決まる。
あった。
探してたブランケット、こんなところにあったか。
LIGHTが切れたら大変だ、すぐ戻るぞ。
四つのコンピューターのカルトコードが点滅していた。
カルトコード
治 地 智 知