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静まりし2つの羽根2 第49話

「漆黒のレールロード」

 炎の王エノシはその姿を漆黒境へと変化させていた。
時を司るダイムの王都をその目で確かめたレクはその仕組みが回転橋である事を悟っていた。
今と過去を渡すこの時の王ダイムのザカエブリッジは不退転たる構えを見せていた。
その仕組みは左側通行による右回転。
四季を彩るその仕組みは20面と+6
それが時刻を刻むたびにその色彩を変えてゆく。
もしも、ダイムの血が、その血脈の停止を防ぐために、イエムに人体練成の禁を告げるなら。
イエムは積み重なる歩みの果てに三角形を見抜く能力を身に着けていた。
その素となるX,Y,Zの禁。
ベースは確かに車だったかもしれない、その車がマシンとなりPCとなりOSとなった時
そのXYZは独善たる振り子運動の軌道を確固たるものにしていた。
人の抵抗と反発、そして憑依一体となる瞬間。
だがそれはせいこうなくしてありえないものと捉えられる事が多い。
しかし憑依は人のポケットがそれを可能にするのだ。
つまり人体練成のキーを持てばだれもがその憑依が可能になりその気を吸うことができるように
なってしまうのだ。
イエムは巡りあう人と人との思い出の中でそれが自分に確実に息づくのを感じていた。
そしてその残像が自分に影響を及ぼすようになった時。
映像に見ただけの人であってもその気が自分に宿ってしまうのを感じていた。
もしも一つのプロジェクトがあるとする。
そのプロジェクトを最短時間でなすには団結が必要不可欠だ。
イエムはいよいよその禁を犯してしまった。
人の人脈は父と母から受け継がれる血だ。
その血がその祖父と祖母それぞれ四つにわかれていく。
またその祖父母の父と母を考えると8種になる。
その八種に宿る血を意図的に濃度コントロールをしているのは気だ。
その気の大元になっているのはこの物語に出てくる7種の神のその元
つまりその波形はXYZなのだ。
その特徴たるはXは銃を使い。
Yは剣の使い手だ。
そしてZは弓の使い手。
剣は銃に屈指、銃は弓に屈する。
そして弓は剣に屈する。
漆黒のレールロードはそうして息づいていった。
炎の王エノシの城をうばいとった闇の王、ミラスはその存在をいよいよ明確にしていた。
闇だからとて悪なわけではない。
そもそも人の善悪の基準ほどあいまいなものはない。
刑法を守る。人の心を守る。
その意図があればそれは善となる。
一輪のそのなごりの花が風にゆれる。
闇の王ミラスはそのすべてを知り、そしてその蘇生も滅路も知る。
風が滅びの道をゆくなら
このミラス敢えて蘇生の道をゆこう。
バージンスノーに滑るオーラが滑らかにソースをコンパイルしてゆく。
デュエルだとやはり多少時間がかかる。
月に揺れるセキトがおもむろにその影の赤に揺れた。
 

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