Subeatleoの自作ルーム

 

連載小説 静まりし二つの羽根2 第3話

月の目覚まし

  鉄道の高架を渡る音の響いた後、ルナとの会話が始まった。 「貴方はルナですか?」 「私の名を知っていらっしゃるのね」 お願いです、貴方様のちからをお借し下さい。 「何かとっても急いでいらっしゃるのね。」 いいわ私の、力を借し致しましょう。 ただし条件があるわ。 私のサジは、銀のサジ、五つの子の二つの仲の七種の十七番目、その積は私の キー、私の鍵よ。 それを忘れないでいらっしゃって。 貴方の骨董を取り出すのを合図にして私の力を貸しましょう。

第2話へ戻る

インデックスへ戻る

第4話へ