Subeatleoの自作ルーム
連載小説 静まりし二つの羽根2 第31話
翼を広げて
原点通過はとても危険だ。それをもしも突き抜けたするなら地球の表から裏側に突き抜けたことになる。 レクは言った。しかし俺はその橋が桜なのかそれともゼロなのか確かめなやなんない。 イエムは思ったそんなのどちらでももう構いはしない。 仮に桜が元だったとして、その真はすでに元の三元の月に戻っているとしか思えないからだ。 つまり怨恨による障害はすでに消えていると。 いやそれはまだどうとも言い切れない。その真と否を問うならあくまで引き継がれてゆくストーリーの中で それが突然目を冷ましてしまう事もあるからだ。 だがその月が月神ルナとしてそこに固定された事は疑いもない事実だ。 複雑に交じり合った明と暗と発のいりじまった演奏が胸を焦がす。 そのブリッジはどこに現れそしてどの時を告げるのか。 22という実数が突然現れる。 時代の脚光を浴びる人の事を時の人と言う。 もしも、ダイムが次元をつかむならばどのような形でその怨恨を断ってゆき、どう生きるか またエノシがその三元を月に変えるならば、その五種はRに帰すのか 真剣に考えるべきだろう。 エノシとダイムそしてゼラルドのおのおの解釈がぶつかり合う。 浄化と浄化の解の中間を二分するにはその解のプラスを求めなければならない また解と解のかけあい、三者をかけあわせるにはまずニ者の解のかけあいが どうなのかを見なければならない。 おのおのが広がってゆくにはその逆の大きさをしらなければならない。 私の反省の中で大きいのはまさしく衆の目の大きさであり、その逆解だ。 その逆解を導き出す過程の中で、四季を果たして過剰に意識することがその真といえるのだろうか 地球の好転は自ずとすすみ、自ずと時を刻むのではないんだろうか。 自然に秋は冬に和り、冬は春に和る。 それはその解のかけひきを見れば明らかになるかもしれない。 寺社はその自然を自然と感じられたならそれでいいと思う。 その答えをイエムはそれが原点回帰したからそう思うのか それともあるいは他のカバーがなにか入ったからなのかわからなかった。 その三元に愛を注ぎこもうとこれからも誓う イエムであった。