Subeatleoの自作ルーム

 

継続かそれとも逆行か

翼を広げて

  イエムは一人家で考えていた。もしもその解が今、その理解が三つに別れ、その重なりがどれくらいであるかわからないにしろ、二極化できるものだとする。 あくまでそれは考えてることなのか、それともそれが何からの伝わりなのかわからないとする。 そうした場合もしもこれが一つの前提、今、今日のお茶菓子は何を出すべきか悩んでいたとする。 そうした場合、そのお茶菓子の茶の味が渋いか苦いか確かめたいならどのお茶菓子を用意すべきなのか。もしもをその真にあてるのするならその2極は明らかになっていくのだろうか。 その傘のかさなりが例えば10時と午前2時に出たとする。 いつお茶菓子を仕入れにいく最善の方法なのか。 もしもその解の雪解けを待つなら。 レクの脳裏に3次曲線が浮かび上がる。 もしもその解が24時間という事になるなら。 そのかかわりは1,2,3,4,6、8、12、24とこととなると思う。 それを考えた場合、野生の勘で イエムの嗅覚がいよいよ動き始めた。 何かそれは4時のような気がする。 もしもその解が4を選んだ場合、その二次元はどのような形で分解されていくのか その4という因数を結ぶことが果たして重要な事なのか。 もしもその最期の結果が−8が原因で起こったものだとするなら。 イエムは筆を止めた。 またその−4を求めた上で逆上される計算式の結果のマイナスとは。 またレクの頭の中でリミットが浮かび上がる。 太陽が最果てに沈むなら、その影は何を創りだすというのか。 すこし、昨日より低くなった気温の中で、レクはダイスを振った。 ダイスが梨園の看板にまっすぐに転がっていく。 するとダイスはそこでピタリと止まり、剣を返した。 やはりその宇宙の大きさは人のミクロの領域を遥かに超えている。 それはどこか傾斜しては昇って行く夜の三日月に似ていた。 継続性とは耐久力とは心なのか、そのプレッシャーなのか。 また惰性なのか、習慣なのかそれともその軌道に解があるのか。 未だに解明できないイエムの古文書の先は長い。 ーつづくー  

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