Subeatleoの自作ルーム

 

静まりし2つの羽根2 第42話

咆哮の英雄

雄叫びを上げながら怒り狂う荒波をくぐってゼラルドの軍が帰路急ぐ。 ここぞとばかりに黄泉の軍が追い打ちをかけた。 ゼラルドの軍勢は総崩れに近い体制をなんとか保つ。 この時、エノシの軍がザカエブリッジに現れた。 ゼラルドはこれでは挟み撃ちだと思った瞬間である。 アトモスのアローが黄泉の軍を貫く。 黄泉の軍は避けるあまり前進ができない。 ゼラルド軍はなんとか体制を建てなおすと、ザカエブリッジに雪崩打った。 怒り狂う黄泉の軍は誘い込まれるようにザカエブリッジに誰こむ。 そのセキト我に譲るなら我軍は引こう。 黄泉の王が条件をなげかけた。 エノシはしばらく黙りこんだが、良かろう黄泉の王よ、このセキト、何時の起点に使うが良い。 セキトが無血開場された。 そしてエノシの軍は2つのDUOの結界の一つR2に軍を勧めた。 このセキト黄泉に与えるのは何故ですか? エノシはにやりと笑った。 考えがある。 さすらいの軍になったエノシの軍勢がR2に雪崩れ込む。 そして一輪の花がゆれ、城は落ちた。 そしてエノシの軍勢は二極のうち一つの結界となった。 ゼラルドはまあそれでも良いと思った。 何しろ花はふたりん咲いている。 その中心が動いたに過ぎない。 ゼラルドの軍勢は数の上でまだ有利を誇っていた。 それは拠点がこの世界の一つZENとザカエブリッジにあったからである。 いずれこのザカエブリッジからも軍を引いても良かろう。 ここは何しろ狙われやすい。 二極の極性は夏と冬に二分されるオリオン座の下に位置する等星のごとく輝いた。 それはなにか生と死を考えさせるのに充分なほどだった。 黄泉の世界から飛び出し、ザカエブリッジを後にした黄泉の軍勢は勢いを増した。 たとえ、逆賊の誹りを受けようともこのミラス、この世に時をつかむ。 一連の戦でダメージを受けたのかそれが気になるところだが エノシの太陽のパワーは健在だった。 サルーインは一方、黄泉の王がザカエブリッジを出てたことにより瞳の回廊を飛び出した。 そしてザカエブリッジの片隅で息を潜ませていた。 この世は流れ行くもの、時代の波に流されない普遍こそがこの世をつかむのだ。 サルーインの心は熱かった。  

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