Subeatleoの自作ルーム
静まりし2つの羽根2 第43話
走破
ダイムの軍が疾走していく。 黄泉の軍がセキトに陣を張った。 もしもこの世の果ての軍が現世で覇権を握るなら ダイム王に一抹の不安が過る。 イエムは家で古文書を読み解いていた。 その意味するところの虚像とその傘の和が実数になる時、虚像はゼロを 過るのか。 黄泉の軍勢が徐々にその姿を表し、 そしてこの世を確実にしていく。 黄泉から引き上げた貝殻がその実を結んでいく。 不思議なほど、天気は晴れていた。 ダイムはその0時から6時までの6時間の時空の乱れを計算し、測定していた。 乱れなく時は進む。 時空は乱れてはいない。 その頃、サルーインは虎視眈々とこのザカエブリッジを統制する瞬間を虎視眈々と待ち構えていた。 ザカエブリッジは現在、ダイムの軍が駐留していた。 突如サルーインが蘇る。 今、混沌から目覚める時。 虚像が現像に変わっていく。 目覚めたサルーインはその力で この世の10界を上下2つにワケ20界にした。 6時、ちょうど。 ザカエブリッジはサルーインが蘇った。 そしてサルーインは花瓶に花を飾ると優しい涙を流した。 時の流れがなければ、老いる事もあるまいに。