Subeatleoの自作ルーム
第 10 話
変遷
一時はゼラルド軍の本陣をついた
エノシ軍ではあったが、ルナの仲裁と、ハイド軍の突然の同名破棄で、後退を余儀なくされ
ダイム城区域すれすれのパンパにまで引き下がらずえなかった。
辺りにはルナの淡い月光が揺れ、葦が風にたなびいている。
ハイド軍の少ない手勢から繰り出されるフォログラフはその時
初めて、戦略拠点を抑える上で重視されはじめていた。
これは、以前ゼラルド軍が開発したものだと思われるが、何故
ハイド軍がこれを駆使しえたと思われるかね。
ひそかにダイムとエノシは近接の折に触れ、折衝を初めていた。
時間的ずれを感じますな。
その通り、わが不徳のいたすところ。
ダイム王はため息をついた。
あちこちに日付変更線のジレンマが生じはじめ、至るところで
暗黒流騒ぎが、報告されていた。
空間の歪みを例にとってみて、これをジャイロスコープで解析して
みるとしましょう。
しかし、我がダイムの軍のグリーンのエリア部分だけなら、次元流は修正できるが
黄泉の軍まで絡むとなるといかんとも、難い。
エノシは使命にさいなまれるダイム王を腹では嘲った。
亀石による自治自営が進む今日において、歪みなどできて当たり前だ。
軍事フォログラフで、実際に成果を掴んだハイド将軍は黄泉の首都で
高らかに祝杯を上げた。
まさか、エノシもゼラルドもこれには舌を巻いた事でしょう。
ミラスは傘下を労いながら、くるりと樽酒を転がすと、逆さ次元城の動きに
引き続き注意を払っていた
その時、各地に標準世界時刻線が、2つでき始め、いつしか
どちらが、影なのか判断し難くなり始め
それが表と裏と呼ばれるように
なっていた。
ーーつづくーー