Snowspike55の自作ルーム
静まりし2つの羽根5
第14話 通行割符
伸縮を繰り返す、逆さ次元城は突如行方をくらまし、ザカエブリッジ周辺に軍を引いたゼラルド軍は
北斗の星の真裏、セブンチーフで楽市を開き始めた。
そのフォログラフにより繰り広げられる各地の町並みは壮観で、人々も賑わっているように思えた。
一方、パンパにまで軍を引いたエノシ軍は、その都市を別とし、ダイムの工業地帯の横に軍営を設け
ダイムの別れた次元修復の助けを強いられていた。
一度落とされた、ダイム城の橋、のブリッジの修復を依頼されていた。
その頃、レクはゼクラレルの街でルナの歌声を聞き、
その森を勢いよく抜け出すと、羅針盤が狂い始めた。
ぐるぐる回る羅針盤は行方を示さず、ここでは限りなく地場が乱れていた。
ルナの森の青白い月明かりがほのかに差すと、近くの湖の上に白い輝くが起こる。
ルナの忘れ去りしキーの17番目、アルマノイヤアルファ
その外を見渡すと、黒い、グミの実が怪しく光る。
何か森が枯れ始めている。
ゼラルド軍と黄泉のハイドの作り出す、幻影フォログラフは
なにかルナの生気を徐々に吸い上げ始めているように感じる。
しばらくここでは雨が降らない為だろうか。
夏草がその毒草にそのなりを変える
そうするとあやかしのつめのような小枝が光始める。
みな十方に沈めたいという気持ちがエノシの頭に過ぎる。
その楽市で広まり始めたいわば勘合札はその土地の税関窓口の亀石での権利書になり始め
それを地域の承認は金と引き換えに取引し
その中の荘園の権利を得る。
そしてそこを行き交う人に宿や娯楽を提供し、それが合えばそこの通行を許す事になる。
そしてそこで各地の持ち寄った商品がエノシ、ゼラルド、ハイドの各地の国で閉ざされる
いわば地産品の格好の貿易場所になっていた。
その割札の一枚が、ルナの森を抜けた、レクに振り落とされた。
天からルナの声が聞こえる。
2つに別れてしまった、時間軸、
標準線を戻すにはときを刻むダイム城のミストレルの修復が必要です。
でないと時間の間にこのルナの森の生気がどんどんと闇に負け、
引き込まれて枯れ初めているのです。
この閉ざされたフォログラフの世界を抜けて、再び、
レクにルナはセツの世界に戻る事を提案して来た。
レクはルナの森を抜けた宿屋のベッドで横になると
考え始めていた。
この依頼受けるべきか
拒むべきか
ミストレルが修復されれば、次元流が反復回路を渡り、正しく時を前に導くかもしれない。
でないと、記憶脳による、メモリー世界になりかねない。
世界、レクは決断の時を迫られていた。
ーーつづく